権利擁護勉強会
記事作成日:2012年06月26日
6月16日、顧問先の尾張東部成年後見センターで、権利擁護勉強会を行いました。
今回は第1回ということで、顧問弁護士の私加藤が講師をさせていただきました。
題名は「法定後見制度と任意後見制度の違い」~身元保証の光と影 成年後見制度の活用について~
特養老人ホームなどの施設では、身元保証人を求められることが多いのですが、身元保証人になってくれる親族がいない場合、施設に入所できないという問題が生じます。
また、最近では身元保証ビジネスが増えており、これを利用した結果、高齢者が財産侵害などの被害に遭うケースが増えています(もちろん、一部の業者ですが)。
そこで、成年後見や委任契約をうまく利用することにより、身元保証人がいない場合でも施設に入所できるようにしたい、そのための方策などを提案させていただきました。
今後とも、この問題には関心を持って取り組んでいきたいと思います。
次回からは、福祉関係者と司法関係者が、互いに取り組んでいる事例を検討し合うという勉強会を行う予定です。